本日は、17回ケアマネジャー試験の合格発表の日でした。
今年は、昨年から3万人以上増加し、17万5千人弱の受験者数でした。
今年で有資格による免除科目がなくなるため、最後のチャンスということで
一気に受験者数が増えたわけですね。
また、結果はすこし面白い合格基準でした。
介護支援分野は過去最低の14点。
しかし医療総合+福祉分野は過去最高の16点。
実際の合格率を何%にするための基準だったのか、気になるところです。
分析はさておき、本日受講生の方から、たくさんのメールを頂きました。
合格した方もいれば、今回は残念ながら不合格だった方もいます。
しかし不合格だと思っていたら、追加合格になる場合もあります。
昨年は、北海道で4名(理由不明)、山形で3名(読み取り違い)の
追加合格がありましたし、
さらに過去には採点ミスで100人追加合格ということも。
なので、今日の結果がすべて絶対ではありません。
が、そのようなことは稀といえば稀ですけどね。
前振りはさておき、本題に入りますが、
不合格だった場合、時に、自分を責めてしまったり
必要以上に落ち込んでしまうことがあります。
「自分はダメなんだ」とか
「先生にあんなに教えて頂いたのに申し訳ない」とか。
でも、そんなこと思う必要は全くありません。
「失敗」は「失敗」ではありません。
「失敗」は「成功」への大事なプロセスです。
自転車を初めからスムーズに乗りこなせる人なんて、まずいないですよね。
バランスを崩して転んだら、今度は違う体重の掛け方をしてみたり
スピードを調整してみたり、からだ全部を使って
いかにバランスをとるかということを何度もトライして
気がつくと乗れるようになっています。
そのプロセスの中で、バランスを崩したやり方を修正しながら
一番いい方法見つけて進むということだけをしています。
もう少し砕いて言うと、自分の自転車の乗り方は
失敗するやり方をしているということをまず知り、
それ以外の方法を試すことを繰り返し、
「自転車を乗りこなす」というゴールに到達していっています。
そして、かつて自分がどんな風に失敗したかなんて覚えていません。
あの時のあれば悪かったとか、失敗した自分は能力がないんじゃないのかとか
そんなこと思うこともありません。
ゴールに向かうために不必要な失敗の情報は、脳が消去し、
必要なことだけを蓄積して必要なスキルを身につけていっているんですね。
なので、試験だって、ましてや人生だって同じです。
今回望む結果が得られなかったら
「今回のやり方では不十分だった」という貴重な情報を得たのです。
そしてその情報をもとに、自分に何が足りないかを知り
次に向かっていく♪
人がひとりひとり顔が違うように
学び方のスピードも方法も違って当然だと思いませんか?
自分の知識の現状をまず知り、
そして、足りないものを補うために必要な学習をしていくんですね。
覚えられなかったら、覚えられるまで繰り返す。
知らないことがあったら、理解する方法を行う(教えてもらうことも含め)。
ちなみに、私の話をしますと、私はとても身体が弱く、いろいろと病気を抱えています。
社会生活をそれなりにするためには、
日々やらなければならない自己管理が数え切れないくらいあり、
それをしなければほぼ寝たきりになってしまいます。
それは大変で辛くて、自己卑下しなければならないことでしょうか?
いいえ、それは個性であり、ひとつの情報です。
私の目指すべきゴール(目標)に向かうとき、それが障害になるなら、
その数え切れないくらいある自己管理をすればいいだけのことなんです。
それを人と比べる必要なんてないのです。
自己管理をすることで、自分の目指すゴールに向かえるなら、
そんな素晴らしいことはないな〜と。
なので、それをやり続けていますし、だから今があります。
もちろん、挫折しそうになることもありますが、それはそれでいいんです。
完璧になんて、できませんから。
学習もそれと同じだと思います。
ケアマネ試験を受ける目的は何でしょうか?
その理由は人それぞれ違いますよね。
その理由がゴールであって、それに向かうために
ケアマネという資格が必要なら、それに向かって何度もトライしていけば
いいんですよね。
ちなみに、ケアマネ試験は、3〜4回受験している人はザラにいます。
何せ、低い合格率。
不合格だったなら、またチャレンジすればいい♪
そして、そのプロセスを経て経験したことが、
何にも代え難い宝物になっていくんです♪
無駄なことなんて何にもありません。
くねくね曲がった道のように感じても
実はそれこそが、まっすぐゴールに向かう道だったり♪
あ〜、人生はおもしろい〜♪